弁護士相談はベリーベスト法律事務所 高崎オフィスへ。
弁護士インタビュー

インタビュー

JR「高崎」駅から徒歩13分の位置にある、ベリーベスト法律事務所 高崎オフィス。関東平野の北端にあり、群馬県を代表する都市のひとつである高崎市では、どのような法律相談が多く、該当オフィスの所長弁護士はどのようなポリシーを持って対応しているのでしょうか。

高崎オフィス所長、瀬戸 章雅弁護士にインタビューしました。

Q1.高崎オフィスではどのような法律相談が多いのでしょうか?

お客さまは、群馬県全域、さらには長野県、栃木県、埼玉県北部からご相談のために足を運ばれます。当事務所には駐車場のご用意がないので、近隣のコインパーキングを利用いただくことになりますが、車でいらっしゃるケースが多いようです。私自身は電車を使うことが多いのですが、生まれ育った太田市と同じように、車社会ではあるものの駅周辺は程よく栄えていて、バランスがいい街だなという印象です。

高崎オフィスでもっとも多くいただくご相談は、離婚問題です。次に労働問題、交通事故、刑事弁護、相続、中小企業や個人事業主などの法務系の相談が続きます。圧倒的に個人のお客さまからのご相談が多いといえるでしょう。

新型コロナウイルスの影響は、ご相談の内容からはあまり感じていません。労働問題でも、残業代未払い問題についてのご相談が多くを占めますし、車社会ですから、交通事故に関するご相談も変わらず一定数いただいている状況です。わずかに変化を感じる部分をひとつ挙げるとするならば、解雇されたというご相談の中に、「もしかしたらコロナの影響かもしれない」と思わせるケースを散見するようになったということでしょうか。とはいえ、直接「コロナの影響で」と明示された事件があるわけではなく、解雇理由の多くが、一見、会社側に落ち度がないように見える理由付けがされているケースが多数を占めます。したがって、詳細を確認する必要があることは以前と同様です。

Q2.瀬戸先生が弁護士を志したきっかけを教えてください

瀬戸 章雅弁護士

幼いころからテレビなどを通じて弁護士という仕事があるということは認識していましたが、思い返してみれば、きっかけは中学生のころにありました。授業の一環として職業体験を行う機会があったのですが、訪問先の候補に弁護士事務所があったので志望したものの、受け入れてくれる所がないとのことで別の職業を体験することになったという出来事がきっかけになったように思います。

担任の教師から法律事務所がないと聞いた私は、「困っている人はどこにもいるはずなのになぜ近くに法律事務所がないのだろうか」と疑問を持ちました。そこで調べたところ、ゼロワン地域、つまり弁護士がいない地域が日本には点在していることを知ったのです。私は、リーガルサービスを受けられない人がいるのはおかしいのではないかと感じました。当時、司法制度改革が叫ばれていた真最中だったことから、情報を得やすかったということもあるのでしょう。今思えば、個人情報を扱うことから法律事務所側が中学生を受け入れることが難しかっただけかもしれない、とは思うのですが、私が弁護士になろうと思ったのは、それがきっかけになりました。弁護士になって、弁護士過疎地域で働きたいと考えたのです。

実際に弁護士になり、ベリーベスト法律事務所へ入所したのも、全国のあらゆる地域でさまざまな分野のリーガルサービスを提供しているためです。私自身、入所してしばらくは東京オフィスに所属し、チームリーダーとなった削除請求分野をはじめ、多様な事件の対応をさせていただきましたが、ずっと地方のオフィスへの異動を希望していました。高崎オフィスの所長になったのは、念願がかなったともいえるでしょう。

Q3.瀬戸先生がお客さまの相談を受けるときに気を付けていることはありますか?

私はとにかく、「しっかり話を聞く」ということを常に気を付けるようにしています。お客さまのお悩みは、それぞれの状況や背景を見えると本当に多種多様です。しかし、残念ながら、法的にできる対応はある程度限られてしまっているケースが少なくありません。そのようなケースであっても、お客さまのお悩みやお話を最後までしっかり聞いたうえで結論を出すようにしています。

たとえば、私がチームリーダーを務めている削除請求分野では、インターネット上に書き込まれたコメントなどの削除を求めることや、損害賠償請求をサポートします。しかし、お客さまが誹謗中傷と感じられた投稿に対して「投稿者の個人を特定して慰謝料を取ってやりたい」と思われても、法的には難しいことは少なくありません。その場合、弁護士としては、「損害賠償請求は難しいでしょう」と事実は事実としてお知らせすることになります。お客さまにとって当初の目的を果たせない結論しかお伝えできない代表的なケースです。

しかし、私はそれだけでは終わらせません。お客さまに事実は事実として納得してもらい、落ち着いて考えてもらうことも弁護士にとって必要な仕事だと考えているためです。だからこそ、まずは弁護士という仕事を離れ、お気持ちは理解できるなど共感したうえで、それ以外にできる法的な対応について提案するようにしています。

Q4.瀬戸先生が対応した中で特に印象深い事件について教えてください

瀬戸 章雅弁護士

印象に残る事件をひとつ挙げるとするなら、かつて対応した未払い残業代請求事件でしょうか。一般的に、未払い残業代請求事件では、交渉を行い、決裂したら労働審判か裁判を行うことになります。その事件でも流れ自体は同じなのですが、交渉に着手した時点から相手方となる会社側がなかなか返事をしてくれなかったため、労働審判に踏み切ることになったのです。

ただ、大きくほかの事件と異なる点がありました。労働審判の直前で相手方が出してきた資料が、お客さまにとって不利な内容だったのです。何とかしたい一心で複数の先輩弁護士に相談しましたが、その資料の内容からすると、見通しは大変厳しく、お客さまが主張する未払い残業代の請求は一切認められないという結果に陥ることが目に見えているような状態でした。

もちろん、お客さまにもこの事実はお伝えしました。しかし、「それでもやってほしい」と言ってくださいました。私としても、私を信頼して任せてくださったお客さまに少しでもよい結果をと思い、何度も何度も資料を読み込みました。さらに過去にやり取りした資料まで洗い直したところ、相手方の言い分に「ほころび」があることに気が付いたのです。そうして、労働審判に挑んだ結果、当初請求した全額ではないものの、見つけた「ほころび」を前提とする請求に等しい金額での和解に至ることができました。お客さまも大変喜ばれ、満足いただけてほっとしたことを覚えています。

前例、裁判でいえば判例がすでにあるケースでは、お客さまはもちろん、多くの弁護士があきらめてしまいがちです。しかし、すべてが同じ状況にあるわけではありません。個別事情が必ずあるため、それを考慮したうえで資料を読み込むことで、打開策を見つけられることを改めて実感できた事件です。

Q5.ベリーベスト法律事務所に相談するメリットを教えてください

ベリーベスト法律事務所の事務所は、全国各地にあります。はたから見ると、事務所の規模は大きいですが、その実態は所属弁護士がその街に根付いて活動している、いわゆる「街弁の集合体」といえます。所属弁護士が多いことから、全国的に対応した案件や事件数が、個人事務所に比べて多く、かつお客さまが足を運びやすいところで相談ができるという点は、最大のメリットでしょう。

また、事件によっては相手方が遠方にいてスムーズな対応が難しいケースは多々あります。たとえば、群馬県で事件を起こしてしまい逮捕されたもののご家族は遠方にお住まいだというケースや、離婚に伴う別居中で相手方が遠方に引っ越してしまっているケースです。個人事務所であれば、出張費などの費用が別途かかると思われますが、ベリーベスト法律事務所であればほかのオフィスに所属する弁護士と連携して対応することができます。弁護士に依頼する際に発生するコストを抑えることができるでしょう。

Q6.弁護士相談を検討している方へメッセージをお願いします

瀬戸 章雅弁護士

お客さまの多くが、まずどのタイミングで弁護士に相談すべきか迷われるようです。「弁護士に相談したらすぐに依頼をしなければならないのではないか」と不安になり、相談自体をためらわれてしまうのでしょう。しかし、法律的なトラブルの多くは、早い段階で相談したほうがいいケースが多数を占めます。相談のタイミングを引き延ばしてしまった結果、場合によっては手遅れになってしまうことも少なくないのです。

もちろん、相談したらその場で契約する必要はありません。弁護士との契約は、実際に必要となったタイミングで、私どもを信頼いただいたうえで結んでいただくものだからです。ベリーベスト法律事務所では多くの分野で初回無料相談を実施していますが、その範囲でも、やっておいたほうがよい準備や、いよいよ弁護士が必要となるタイミングについてアドバイスできます。

私たちは、ベリーベスト法律事務所に所属する弁護士やパラリーガルの質を上げていきたいと常に考えて対応しています。手遅れになってしまったり個人の判断だけで進めてしまったりして、思わぬ結果に陥ってしまう前に、まずは私どもに頼っていただければと思います。どうぞお気軽にご相談ください。